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インタビュー:NPOキャリアカレッジ修了生インタビューvol.1「自分が慣れ親しんできた自然環境を守りたい―その思いを支える”現場”の活動」NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム/藤森 夏幸

インタビュー:NPOキャリアカレッジ修了生インタビューvol.1「自分が慣れ親しんできた自然環境を守りたい―その思いを支える”現場”の活動」NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム/藤森 夏幸

NPOキャリアカレッジ修了生インタビューvol.1「自分が慣れ親しんできた自然環境を守りたい―その思いを支える”現場”の活動」NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム/藤森 夏幸

NPOキャリアカレッジは、NPO・NGOへの就職・転職を考えている方を対象に、NPOで事業を行うために必要な“ヒト・モノ・カネ”に関するビジネススキルと、活動を広げるのに不可欠なソーシャルセクターでの仲間づくりができるプログラムです。
12月3日より開講するプログラムで、第7期目を迎えます。修了生は200名を超え、中には修了後実際にNPO/NGOやソーシャルセクターで活躍している方も多くいらっしゃいます。そこで今回は、NPOキャリアカレッジの第3期を修了され、その後NPOでスタッフとして活躍されている藤森さんにお話を伺いました。

なお、藤森さんにはNPOキャリアカレッジの人気講座「キャリアトーク」にもご登壇いただきます!インタビューでは聞けなかった詳しいお話をうかがい、直接ご質問いただける機会です。お楽しみに!

◆社会を変える人が集まる学びの場 NPOキャリアカレッジ
https://npo-sc.org/NPOcareer_college/

[プロフィール]

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藤森 夏幸
1990年7月生まれ。大学時代は化学工学を専攻し、とくに水処理に関する基礎研究を行う。2014年9月よりNPO法人荒川クリーンエイド・フォーラムに入職。荒川のゴミ拾い活動に参画している企業の社会貢献事業の現場支援、新入社員研修プログラムの企画・運営や広報・情報発信などを主に担当。

[インタビュー]
1.藤森さんがNPOキャリアカレッジに参加されたきっかけを教えてください。
『大学を卒業し、営業職として一般企業に就職しました。しかし、毎日の業務で忙殺される中、「自分のやりたいことは本当に今の仕事なのか?」とずっと考えていました。そして、「以前から関心があった環境問題に取り組める仕事をしたい」と考えたときに、社会課題の解決を目的としたNPOで働くことが、より自分のやりたいことを実現できる方法なのではないかと考えました。そんな時、インターネットでNPOキャリアカレッジを見つけ、より詳しくNPOについて知りたいと思ったため、参加しました。』

2.なぜ環境問題に興味を持ったのですか?
『地元は長野県で、幼少の頃から山や川などの自然に触れられる環境がありました。そして、大学に進学するにあたって「自分のやりたいことは何か」と考えたときに、今後何か社会のために役立つことをするのであれば、自分が慣れ親しんできた地元の自然環境、延いては地球規模の環境を守っていきたいと考え、進路を決めました。その頃から、環境問題について関心を持っていました。』

3.では、NPOキャリアカレッジの参加動機としてはNPOについて知りたいなあ、くらいの気持ちだったということですか?それとも既に転職を視野に入れていたのでしょうか。
『NPOで働きたい!という意思は強く持っていました。実際にキャリアカレッジの期間中に会社を退職し、NPOでのインターンや転職活動を始めました。』

3.NPOキャリアカレッジで一番印象に残っているプログラムを教えてください。
『現場体験です。ある環境系NPOのプログラムに参加し、ミーティングやボランティアの方々と一緒にフィールドワークを行いました。この活動を通じて、自分は環境問題について机上ではなく「現場」の活動を通じて環境問題に取り組むことがモチベーションになるということに気づきました。』

4.なぜ「現場」に魅力を感じられたのですか?また、現場で活動した際に何かNPOに対して抱いていたイメージとのギャップはありましたか?
『スタッフやボランティアなど、多様な方が集まってひとつの活動を創っていること、また自分が好きな自然の中で活動できることが現場の魅力だと感じました。ギャップについては、活動がとても楽しく、何も感じませんでした(笑)』

5.現在所属している団体の概要と、ご自身が取り組まれている業務について教えてください。
『荒川クリーンエイドフォーラムという、荒川でのゴミ拾い活動を中心とした環境保全に取り組む団体に所属しています。その中で、主にゴミ拾いイベントや啓発イベントの企画・運営、企業の社会貢献活動のサポート、企業新入社員研修プログラムの企画・運営、広報・情報発信などを行っています。』

6.現在所属しているNPOに転職した理由は何ですか?
『2つあります。ひとつは現場での活動が仕事内容に含まれていたこと、ふたつめは給料が自分の納得できる金額であったということです。』

7.NPOの転職についてよく聞かれるのが、食べていけるだけのお給料をもらえるのか?ということです。
『私もそれは心配でした。もちろん一般企業と同じようにとはいかないですし、転職を決めるにあたってはある程度減ってしまうことも覚悟していました。しかし、今の団体が求人していた時の条件は、自分で折り合いがつけられる条件でした。』

8.やはり「現場」があるというのがここでも決め手になったんでしょうか。
『そうですね。他の環境系NPOの選考を受けたこともありましたが、現場の活動がない団体だったので、お互いに合わないね、という結果になりました。』

9.転職する際に懸念していたことや不安に思っていたことはありますか?
人数が少ないので、一人でこなさなければならない仕事が多いんだろうなあ、ということは懸念していました。入ってから数カ月後にスタッフが減り、自動的に一人でやらなければならない状況になったのでその時は大変でしたが、結果的には乗り越えて成長することができました。』

10.そんな困難な状況も切り抜けた藤森さんが、NPOで働くようになって特に「このスキルは必要だな」と感じたのはどんなスキルですか?
『1番重要なのはコミュニケーションスキルだと思います。』

11.なぜそう思われるのですか?
『NPOに限った話ではないと思いますが、良い活動をするためには、様々なアイデアや意見の交換が重要です。イベント運営にしても、企画制作にしても、他の人の様々な視点を加えることで、自分一人ではできない良いものができ上がる。そうした過程においては、人当たりが良いとか、話が上手いというような表面上のことだけではない、コミュニケーションスキルが必要だと思います。とくにNPOでは、人数も限られた団体も多くある中で、対話をする場面も頻出してくるので、必要だと感じます。』

12.それでは、NPOで働くようになって、最も嬉しいのはどんなときですか?どんなことがやりがいになっていますか?
『嬉しいのは、自分で企画・調整した企業向けの研修プログラムやイベントなどが形となり、実行した後に、参加者の満足度が高かったり、御礼が言ってもらえたりした時です。あとは現場での活動を通じて、環境問題に取り組んでいるという実感があることがやりがいになっています。本当に、キャリカレには人生を変えてもらいました!』

13.最後に、NPOキャリアカレッジの受講を検討されている方へのメッセージをお願いします。
『キャリカレには様々な、そして素敵な方たちとつながれるチャンスがあります。NPO/NGOに転職(就職)しても、しなくても、この場を通じて出会った人とのつながりは一生の宝となります。また、様々な社会課題があるなかで、これからNPO/NGOの役割というのは日本でもより重要となっていくはずです。そこで、キャリカレはNPO/NGOに対する理解を深め、そして自分自身がやりたいこと、社会との関わり方を見つめ直す機会にもなります。もし迷っているのであれば、まずは動いてみましょう!!』
藤森さん、ありがとうございました。

NPOキャリアカレッジは、第7期生を募集中です!NPOの仕事や働き方に関心がある方、ぜひ説明会にお越しください。
>>カリキュラムや募集要項はこちら
https://npo-sc.org/NPOcareer_college/
※現在二次募集中。エントリーシートは11/29(火)必着です!

◆こんな方におすすめです!
■NPO・NGOへの就職・転職を考えている方
■NPO・NGOの仕事や働き方に関心がある方
■NPO・NGOで活躍するための力をつけたい方

[11月の説明会日程]
11/25(金)18:30-20:30 NPOサポートセンター(銀座/新橋)
11/26(土)10:30-12:30 協働ステーション中央(神田/小伝馬町)
11/27(日)10:30-12:30 協働ステーション中央(神田/小伝馬町)
11/29(火)18:30-20:30 NPOサポートセンター(銀座/新橋)

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◆ご都合が合わない方は個別のご相談も承っております。どうぞお気軽にお電話ください!
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E-mail:npo-cc@npo-sc.org
担当:佐藤

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