資金調達

【書籍】ぼくらがクラウドファンディングを使う理由-12プロジェクトの舞台裏

内容 つながりができるからお金が集まる、お金を集めるからつながりができる。12分野の成功者インタビューで“コミュニティづくりと資金調達"という成功の両輪を解読。1章では佐藤大吾が、先駆者として五つの質問に答え、2章では山本純子と佐々木周作が、インタビューを通して18名の企画者による12プロジェクトの舞台裏に迫る。 3章では山本が5年間の歩みという観点から2章の事例を総括し、佐々木が行動経済学という分野で、なぜ人は寄付をするのかを読み解く。

【推薦! 】
本書には共感と信頼を得るための秘訣が満ちている。―大竹文雄氏(大阪大学社会経済研究所教授)
クラウドファンディングは、社会を変えるイノベーションの苗床である! ―駒崎弘樹氏(認定NPO法人フローレンス代表理事)
これからの時代は“共感集め"ができる人が活躍するんだろう。―為末大氏

【著者略歴】
●監修者
佐藤大吾(さとう・だいご)
一般財団法人JapanGiving代表理事。1973年生まれ。大阪大学在学中に議員事務所でのインターンシッププログラムを提供するNPO法人ドットジェイピーを設立。2010年3月より、クラウドファンディングサイト「JapanGiving」を開始。著書に『1.21人に1人が当選! "20代、コネなし"が市議会議員になる方法』(ダイヤモンド社)、共著書に『初歩的な疑問から答える NPOの教科書』(日経BP社)『若手知事・市長が政治を変える: 未来政治塾講義I』(学芸出版社)など。

●編著者
山本純子(やまもと・じゅんこ)
株式会社アーツ・マーケティング代表。1974年生まれ。1997年に慶応義塾大学美学美術史学専攻を卒業後、ゲーム会社マーケティング・マネージャー職を経て 2009年同大大学院アート・マネジメント分野修士過程に入学、同年独立。クラウドファンディングを含むデジタル戦略の講演、コンサルティングなどを行う。著書に『入門クラウドファンディング スタートアップ、新規プロジェクト実現のための資金調達法』(日本実業出版社)。

佐々木周作(ささき・しゅうさく)
大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程、および日本学術振興会特別研究員。1984年生まれ。京都大学経済学部卒業後、株式会社三菱東京UFJ銀行を経て現在に至る。専門は応用ミクロ計量経済学、行動経済学。
目次 1章|先駆者に訊く。少額多数型の資金調達Q&A :佐藤大吾

2章|実践者に学ぶ。12プロジェクトの舞台裏
1 地元の食材「なまり節」を全国に届けたい――〈地域〉一般社団法人i.club代表理事:小川悠さん
2 古生物・モササウルスの研究を続けたい――〈研究〉東京大学大学院理学研究科博士後期課程:山下桃さん
3 組み立て式ロボットを商品化したい――〈ものづくり〉機楽株式会社代表:石渡昌太さん・株式会社ミヨシ代表取締役:杉山耕治さん
4 バドミントン世界ツアーに挑戦したい――〈スポーツ〉元プロバドミントン選手:池田信太郎さん
5 みんなで使えるオフィスと図書室をつくろう! ――〈建築・不動産〉株式会社ツクルバ代表取締役 CCO:中村真広さん
6 市民のチャレンジを行政が応援します! ――〈行政〉島根県庁しまね暮らし推進課ほか:田中徹さん・田中壮一さん・吉田篤史さん
7 革新的なミュージックビデオをつくりたい――〈デザイン〉 PARTYクリエイティブ・ディレクター:川村真司さん
8 全市民に市政報告書を届けたい――〈政治〉枚方市議会議員:木村亮太さん
9 だれもが利用できる病児保育サービスをつくろう――〈福祉〉NPO法人ノーベル代表:高亜希さん・同ファンドレイザー:北村政記さん
10 会田誠の展覧会づくりに参加しませんか? ――〈アート〉森美術館チーフ・キュレーター:片岡真実さん
11 ケニアの診療所を存続させたい――〈途上国〉 NPO法人チャイルドドクター・ジャパン理事:宮田久也さん
12 未知を描き、対話を生むドキュメンタリー映画づくり―共感が共感を呼ぶ、資金調達の連鎖〈映画〉ドキュメンタリー映画監督:佐々木芽生さん

3章|クラウドファンディングを読み解く:山本純子・佐々木周作