2023年06月05日
【採用情報(常時募集)】NPOサポートセンター職員募集(地域協創の推進)のお知らせ
1993年、民間初の中間支援組織として誕生した私たちNPOサポートセンターは、NPO、公共、企業の垣根を越えて社会問題を解決へと導く人材を育成し、NPO による新しい社会システムを構築することをめざして活動を続けています。NPOサポートセンターのビジョンについては、こちらのウェブサイトをご参照ください。https://vision2020.npo-sc.org/
オンライン採用説明会をYoutube(https://youtube.com/live/G3_SnYdf1fA)で公開中です。
動画内での応募期限については、収録時の内容となりますので、無視していただいてかまいません。
◆自治体とともに地域協創を進めるスタッフの募集
この度、事業体制を強化するために、新スタッフを募集します。自治体と協働し、地域のNPOの運営をサポートしながら、行政、NPO、企業などの多様な組織との協創を促し、地域課題の解決を活性化することに、一緒に取り組んでいただける方の応募をお待ちしております。
この職種で一緒に働くスタッフ
杉原志保
1975年生まれ。大学院時代は議員と連携し政策提言を行う。またフリーランスで全国の自治体の調査や行動計画策定を行う。それがきっかけで川崎市役所に入庁。行動計画策定や評価設計に携わる。そこでNPOの経営難に直面しNPO支援の道へ。かわさき市民活動センターなどを経て2014年から現職。協創プラットフォームづくり支援のマネージャーとして、地域協創の推進事業を担当。自治体から委託を受け、協働ステーション中央の統括や、助成金申請や事業相談、行政や企業の間に立ちNPOとの協働事業の座組み支援やリソースのマッチングを行う。
森泉菜穂子
1994年生まれ。大学卒業後、イベント制作会社の企画・制作として働く。家族・親戚に社会的支援が必要な人がいたことから、社会課題解決に関心を持つ。制作会社で得たスキルを活かしながら社会貢献に携わりたいと考え、NPOの中間支援の存在を知る。市民活動の発展をめざすNPOサポートセンターのビジョンに共感し、2021年に入職。現在は、協働ステーション中央で講座・イベントの企画運営、団体設立や事業展開に関する相談やコーディネートを行う。
募集職種の事業概要「地域協創の推進」とは
地域協創の推進事業は、自治体と協働し、地域のNPOの運営をサポートしながら、行政、NPO、企業などの多様な組織につなぎ、地域全体で地域課題解決の取り組みを活性化する取り組みです。
地域課題は以前よりも多様化・複雑化しています。NPOだけでも、行政だけでも、その解決は難しく、協働して解決に取り組むことが求められています。
どんな仕事か
・品川区 : 区役所で助成金の申請の相談対応(4月に2週間)。月に1回のペースで助成金の採択団体や区内のNPOの事業の相談対応を行う。団体と行政職員と私たちで運営課題の解決方法を探る。NPOが実績を積む機会や場所、協創相手をマッチングすることも。
・練馬区 : 地域おこしプロジェクト採択団体の事業の相談対応。目標設定・進捗確認・評価を行う。団体の運営課題の解決策から、団体の3年後を見据えた事業戦略まで一緒に考える。
・中央区 : 地域課題の解決に取り組むNPOや町会・自治会や、企業などの協働推進拠点「協働ステーション中央」を運営。組織や事業の運営力を高める講座を企画運営したり、運営相談や助成金申請、協働事業提案の相談にも応じる。NPOの社会的認知を高めたり運営に必要な人材・資金・場所・協働相手もマッチングしている。
・社会貢献に取り組みたい企業の相談対応も行う。NPOをマッチングして協働事業を起こしたりもする。
・多様な主体の間に立ち、地域課題の解決に向けた事業を起こして定着させる仕事。
・地域でNPO活動が活性化するよう自治体職員とともに施策の開発や改善も行う。
この仕事で大切なこと
・自治体や団体の課題に寄り添い、ミッション達成のために専門性を活かし、より良い解決策をともに考えること。自治体と協創する意識を持ち、課題把握や解決策に努めること。
・NPOの立場に立ち、その活性化に向けた施策や制度を行政に提案していくこと。
・誰に対しても本心を隠さず腹を割ってじっくり話し合うこと。
・相手の思い・考えを共感・尊重すること。ときには目的を本当に達成しうるのか、そもそも誰の課題を解決するのか、切り込む局面もあること。
・お互いの考え・組織文化を理解し合う協働のプロセスを実現するために、専門的立場からともに考え、対話を重ね、協創のための提案を繰り返し行うこと。
仕事のやりがい
私たちは自治体職員の方々と団体の運営課題の解決に取り組んでいます。運営力を高める知識やノウハウを私たちが提供し、行政が実績を積む場所やチャンスを提供します。そうしたことを繰り返すうちに、次第に地域の団体の運営が安定化したり活動範囲が拡がっていき、活動や成果を行政の他部署や異なる組織に伝えられるようになります。そうすると団体への委託が実現したり、企業が人材や資金を投じて事業を一緒に行うようになるーー。
このようにカウンターパートとしてNPOが機能し始めた時が一番うれしく、冥利に尽きるなと思います。一緒になって考え、汗をかき、生まれた成果を一緒になって喜べる。こんな機会はそうないです。
私たちもNPOを運営していますが、組織運営は決して楽ではありません。とにかく忙しいので、どうしても目先のことに囚われがちになります。
私たちはそうした地域のNPO活動をいい意味で俯瞰し、少し先の未来を見据え、取り組むべき必要な事業を起こし、地域定着をめざす。これは言い換えれば、自治体だけでは取り組みきれないきめ細かな支援サービスを地域に増やすことです。
市民が主体的に支援サービスを生み出すことを応援し、定着すれば、まちは豊かになります。支援サービスが豊かだと住みたいと思ってもらえます。市民による市民を支える担い手が生まれ続けることで、地域に支援サービスが張りめぐる豊かなまちになります。地域課題は山のようにあり、時に根深く、途方に暮れることもありますが、意義深い仕事です。
仕事の魅力
団体がめざしてきた目標の達成、想像以上の成果が出た時は自分のことのように嬉しいし、そうした団体が増えていくことが嬉しいです。
めざす方向性など相容れない部分も時にはありますが、お互いの組織のミッションの先にある解決したい地域課題が一致して、お互いの専門性や役割を発揮して事業の成果が出ると、さらによくしていきたい思いが関わる人たち全員に芽生えます。
団体に寄り添い、未来を見据えて事業を考えることは、社会問題や団体の存在意義を理解するプロセスです。その積み重ねで、私たちはいつのまにかその団体のファンになっています。一人ひとりの思いと貢献で地域は成り立っています。この事実そのものが「地域」なるものであり、地域で仕事をする魅力です。
同じ目的をめざしているのに時に折り合えなくなるのも地域なら、こうした喜びがあるのも地域です。活動を通してそうした局面に触れることができるのが、この仕事の醍醐味です。
地域協創の推進とは、都市化や核家族化で失われた地域のつながりを自分たちの手で再興する営みそのものです。今の時代に大切な、魅力にあふれた仕事ではないかと思います。
◆募集要項
1. 募集職種・雇用形態
(1)常勤スタッフ(試用期間3ヶ月):プロジェクトリーダー候補(1-2名)
(2)非常勤スタッフ(若干名)
2.業務内容
・自治体と協働し、企業、NPO、自治体、地縁団体などに働きかけ、地域全体の社会課題解決の促進に取り組む業務です。
・地域のNPOの運営力を高め、地域で協創が生まれる仕組みを構築しながら、地域課題解決に向けた活動がより活性化することをめざします。
地域協創を推進するための具体的な業務は、次の通りです。
(1)地域のNPOの地域課題解決力を高める支援(運営や事業に関する相談、講座・イベントの企画運営、助成金等の申請サポート、支援リソースの発掘・マッチング等)
(2)(1)を包括的に支援する拠点の運営や、開設・改善のサポート
(3)自治体の施策や制度の改善提案、行政職員研修の実施
★地域協創の推進 事業紹介はこちら : https://npo-sc.org/main/support_lg/
【常勤スタッフの役割】
・事業戦略や計画をメンバーと検討し実行します
・自治体からの受託案件のマネジメント及び実務を担当します
・自治体の施策改善に関する助言・提案を行います
・行政や中間支援向けのネットワーキングを担当します
・営業活動をします
・新規事業やサービスを開発します
【非常勤スタッフの役割】
・事業戦略や計画をメンバーと検討し実行します
・自治体の受託案件の実務を担当します
・新規事業やサービスを開発します
※常勤スタッフなどのサポートのもと実務を担当します
【主なパートナー自治体】
・中央区(中間支援拠点「協働ステーション中央」の運営)
・品川区(助成金の申請支援、採択事業等の運営相談、講座の企画運営)
・練馬区(助成金採択事業の運営支援)
・大田区(協働推進施策の改善提案、NPO向け実態調査の企画実施)
・府中市(市民活動センターの開設支援)
・白井市(行政職員研修の講師)
ほか多数
3. 募集要件
・学歴、職歴、年齢、性別など不問
※次の要件を満たす方を希望します。
・当センターの活動理念・意義を理解している方
・NPOなどの現状と課題を理解し、積極的に業務に取り組める
・基本的なパソコン操作を含む実務経験1年以上
・新しいことでもチャレンジできる(チャレンジを楽しむことができる)
※また、次の要件を満たす方を優遇します。(必須ではありません、未経験者も歓迎)
・NPOでの事務局スタッフ経験者
・自治体業務や受託事業(プロジェクト)の経験者
・NPO支援や協働推進を支援する施設での職務経験者
・NPOの事業支援・協働事業のマッチング・コーディネート経験者
・サービス開発、事業企画、営業、マーケティング経験者
・業務改善や仕組み化の経験者
4. 勤務場所
・協働ステーション中央(東京都中央区日本橋小伝馬町5-1 十思スクエア2階)
・NPOサポートセンター田町オフィス(東京都港区芝4-7-1 西山ビル4階)
※シフト制、在宅勤務・リモート勤務も一部あり
5. 給与条件
常勤スタッフ:250,000~300,000円/月額
・20時間/月の固定残業代を含んだ金額です
・通勤交通費(上限2万5千円/月額まで実費支給)、活動交通費は実費を支給します。
・社会保険、労働保険あり
・経験等を考慮し、決定します
非常勤スタッフ:1,100円~ /時給(経験等に応じます)
6. 昇給
あり(個人の成績によります)
7. 賞与
あり(年1回)
※金額は、センターの業績、本人の事業への貢献等を勘案して定める
8. 勤務日時
(1)常勤スタッフ :
月曜から金曜までの週5日勤務(シフト制)
(シフト例)9:00-17:00、11:00-19:00、13:00-21:00
※上記に加え、最大月2回までの休日の勤務を含む
年末・年始休暇あり
(2)非常勤スタッフ :
週2. 5日からご相談ください。
火曜から日曜のシフト制(シフト時間は常勤スタッフと同様)
年末・年始休暇あり
※勤務日数・時間は柔軟に調整できますのでご相談ください。
9. 勤務開始
柔軟に調整できますのでご相談ください。
10. 選考方法
ご応募いただいた方から順次選考いたします。
(1)1次選考(書類審査)
(2)2次選考(適性検査・面接・企画提案・事務力ワーク)
(3)最終選考(面接)
※企画提案のテーマは、1次選考を通過時にお知らせします
◆選考のポイント : 求める人材像(常勤スタッフ)
NPOや市民活動の活動経験、活動の理解
・NPO支援・協働の推進を仕事にするうえで、行政やNPOに対する理解や活動経験が重要です。採用後もNPOの活動や最新の知識、行政の基礎知識や政策の進め方などの主体的な習得に努めることができる方。
柔軟性、積極性
・担当プロジェクトだけではなく様々な業務(事務、企画、営業、広報 etc. )を複数のスタッフが協力しながらすすめることができる方。
・何にでもチャレンジする積極性があり、事務作業をはじめとする様々な業務に柔軟な姿勢で取り組むことができる方。
・NPO、企業、町会・自治会などとの対話・コミュニケーションをいとわない方。
現場やチームの成果に全力で取り組むことができる
・自身の能力やリソースを最大限に活用して、支援先NPOの活動現場や、チームと組織の成果を高めることに全力で取り組むことができる方。
中間支援組織で実現したいことがある
・NPOの支援や仕組みづくりへの興味・関心を持ち、中間支援組織で実現したいことがある方。
◆応募方法
次の(1)~(3)を「提出先・問合せ」までメールにてお送りください。
※ 件名に「職員募集(地域協創スタッフ):ご自身のお名前」と明記
※ 提出いただいた書類は返却いたしません。ご了承ください。
(1) 履歴書(写真添付、所定様式)
Excel:https://npo-sc.org/PDFs/NPOSC_AS_ks.xls
PDF:https://npo-sc.org/PDFs/NPOSC_AS_ks.pdf
(2) 職務経歴書(任意様式)
様式に指定はありませんので、任意の様式にて作成ください。
(3) PCスキルチェックシート(所定様式)
Word:https://www.npo-sc.org/PDFs/PC_SkillCheck.doc
PDF :https://www.npo-sc.org/PDFs/PC_SkillCheck.pdf
【提出先・問合せ】
NPO法人 NPOサポートセンター(担当:杉原、森泉)
・Mail:govs@npo-sc.org
・TEL : 03-6453-7498(受付時間:平日10:00~17:00)
ご不明点などは、お気軽にお問い合わせください。
ご応募お待ちしております。