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【書籍】世界を変える偉大なNPOの条件――圧倒的な影響力を発揮している組織が実践する6つの原則

内容 社会セクター版『ビジョナリーカンパニー』として欧米で絶賛の書!
偉大なNPO(非営利組織)を偉大たらしめているものは何か? 並外れたインパクトをもち、世界のしくみを変えつつある12の組織 の研究からわかった、 驚くべき行動原理。 NPO関係者、社会起業家必読!
本書で取り上げた12の組織は、 てこの力を使って圧倒的な変革を生み出している。 自分の体重の3倍もある巨大な石を てこと支点を使って持ち上げる人のように、 NPOは、その規模や体制が示唆するよりも はるかに大きな影響力を発揮する。偉大なNPOは、他者に影響を与え、 変化を起こさせることによって、 より小さな規模で、より大きな成果を生み出すのである。では、具体的に、何をどのように実践しているのか。 その秘密を、本書は解き明かしている。

【本書で取り上げる12の組織】
・アメリカズ・セカンドハーベスト
・予算・政策プライオリティセンター
・シティイヤー
・エンバイロンメンタル・ディフェンス
・エクスプローラトリアム
・ハビタット・フォー・ヒューマニティ
・ヘリテージ財団
・ラ・ラザ全米協議会(NCLR)
・セルフヘルプ
・シェア・アワー・ストレングス
・ティーチ・フォー・アメリカ
・ユースビルドUSA

【著者略歴】
クラッチフィールド,レスリー・R.
アショカ財団のマネージング・ディレクターとして、フィランソロピー団体のアドバイザーを務め、著名な財団やNPOの相談を受けている。ハーバード大学ビジネススクール経営学修士(MBA)

グラント,ヘザー・マクラウド
スタンフォード大学社会革新センター顧問として、戦略や組織開発の分野で優れたNPOやフィランソロピー団体からの相談を受けている。元マッキンゼー・コンサルタント。スタンフォード大学ビジネススクール経営学修士(MBA)

服部 優子
大阪大学経済学部卒。1995年から始まったジョンズ・ホプキンス大学の非営利セクター国際比較研究プロジェクトにローカルスタッフとして参加。翻訳業・ニュース英語教室運営
目次 序文

はじめに

序章 六つの原則
なぜ、いま本書が必要なのか?
NPOについての新しい考え方
なぜ、いま本書を読むべきなのか
本書の読み方

第1章 社会を変える力
社会に大きな影響を与える一二の組織
NPOの経営にまつわる俗説
社会に大きな影響を与えるNPOの六つの原則
最高の社会変革を遂げる
調査方法

第2章 政策アドボカシーとサービスを提供する──第1の原則
サービスとアドボカシーの出会い
好循環
サービスとアドボカシーをつなぐ三つの方法
NPOの発展を阻害するものは何か?
政策転換を成功させる五つの原則
政策アドボカシーとサービスを組み合わせる
第2章のハイライト

第3章 市場の力を利用する──第2の原則
利益と社会的責任を両立させる
民間企業を最大限に活用する三つの方法
リスクを管理する
実利的行動主義
第3章のハイライト

第4章 熱烈な支持者を育てる──第3の原則
外部の人を関係者として巻き込む
参加意識を高めるための四つの法則
変化のさざ波
第4章のハイライト

第5章 NPOのネットワークを育てる──第4の原則
ネットワーク重視の考え方を取り入れる
NPOのネットワークを育てる方法
独自の道を行く場合
すべてをまとめあげる
ネットワークが未来をつくる
第5章のハイライト

第6章 環境に適応する技術を身につける──第5の原則
適応のサイクル
何が変革を引き起こすのか
さまざまな文化が適応を助ける
適応のサイクルを使いこなす
何をやらないかを重視する
第6章のハイライト

第7章 権限を分担する──第6の原則
集団指導体制の力
一つのスタイルがすべてに合うわけではない
二人のリーダー──トップの右腕
幹部職員にまかせる
優れたリーダーは在職期間が長い
創設者症候群と後継の育成
目立たないが、効果的な理事会
リーダーシップが大事
第7章のハイライト

第8章 影響力を持続させるための方法
深い谷間を渡る
影響力を持続させるために重要な三つの要素
将来の影響力を確保するための土台

第9章 原則を実践に移す
好循環
六つの原則を実行する
大きな社会的価値を生み出す「善の力」になる

付録A 調査方法
第一段階──「大きな影響力」を定義して研究要素を定める
第二段階──大きな影響力を持つNPOを選定する
第三段階──事例研究と分析
第四段階──研究成果の最終分析と統合

付録B 事例調査──インタビューの指針と質問項目

付録C 各組織の概要
アメリカズ・セカンドハーベスト
予算・政策プライオリティセンター
シティイヤー
エンバイロンメンタル・ディフェンス
エクスプローラトリアム
ハビタット・フォー・ヒューマニティ
ヘリテージ財団
ラ・ラザ全米協議会(NCLR)
セルフヘルプ
シェア・アワー・ストレングス
ティーチ・フォー・アメリカ
ユースビルドUSA

謝辞

訳者あとがき

注記

追加資料