応援メッセージ
熊平 美香|一般財団法人クマヒラセキュリティ財団代表理事
社会を変える善い目的と熱い思いを持ちNPO活動に参加する若者や社会人が増えています。
「社会の問題を解決したい」
「困難を抱える子どもたちを助けたい」
「地球環境を守るために貢献したい」
「町おこしをして地域を活性化したい」
その目的は多様です。
また最近では、企業や行政もCSRや営利活動の延長で、
社会問題の解決に貢献するためにNPOやNGOの活動に参画する様子が見られます。
社会問題の解決に取り組むNPOも単独で活動するのではなく、
他団体や政府、企業と協働することで、
より大きな成果を実現しているという動向もあります。
そんな中、行政・社会・企業と複数の領域に軸足を持ち活動する
トライセクター・リーダーへの期待が高まっています。
立場を超えて多様な力を融合させることができるリーダーの存在が求められています。
社会起業家の父 ビルドレイトン氏は、
社会問題の解決にビジネスの視点や手法を組み合わせることで
活動の成果を高めることができると考えました。
これが、社会起業家の語源です。
この発想に見習えば、NPO活動にもビジネスの視点や手法を活かすことができると思います。
例えば、自ら掲げたビジョンを具現化するためには、
戦略思考やマーケティング的アプローチが不可欠です。
参画する人の数が増加すると組織マネジメントが重要になります。
大きなインパクトを出すためにはシステムを変える必要があり、
システム思考を用いたシナリオを描くことが成功の鍵を握ります。
社会を変えるためには、複雑な問題を解決する力が必要であり、
そのためにビジネスの世界で活用されている理論や手法を積極的に取り入れることは、
とても有効なアプローチです。
ぜひ、多くの方々に「トレイセクター・カレッジ」にご参加いただき、
善い目的を成し遂げるための力にして頂きたいです。
[プロフィール]
ハーバード大学大学院MBA。株式会社エイテッククマヒラ代表取締役、一般財団法人クマヒラセキュリティ財団代表理事、NPO法人Teach for Japan理事、昭和女子大学キャリアカレッジ学院長、青山ビジネススクール講師、青山ビジネススクール評議委員会委員、ABEST21専門審査委員、、社団法人日本英語交流連盟理事、(株)栄光顧問、前日本教育大学院大学学長 |
2016/11/28