研 修
NPO理事の必須知識と基本的責任の実践「NPO法人の新任理事向け研修」
8月1日(木)、8月27日(火)、9月17日(火)
新しくNPOと関わり始めた新任理事のためのゼミ型研修を開催します。
本ゼミはNPOの理事をテーマに、理事に必須な法令周りの基礎知識から、他NPO法人の理事会運営の先行事例、模擬理事会と模擬総会まで学ぶことができる内容です。
NPOの新しい理事に就任してこれから初めての理事会がある。これまでの経験や専門性を活かしてNPOの理事として活躍したい。居心地は良いが理事会の意思決定の独特さに慣れない。そんな思いを持つ理事初心者の方におススメです。
NPO法人の法務に詳しい弁護士、多くのNPO法人の監事を務める専門家、理事がいきいきと活躍するゲストをはじめとするNPOの先輩理事と一緒に、全3回のゼミで理事としての実践力を習得しましょう。
【全3回のプログラム内容】
◆第1回 : NPO法人の役員の役割と責任
・理事の役割 : 監事との違い、NPO法人の体制図等
・理事に責任が発生する事例、利益相反等
・理事とNPO法人の年間スケジュール
◆第2回 : 理事会運営の事例紹介
・解説(聞き手) : NPO法人セイエン 関口宏聡氏
・ゲスト : NPO法人2団体が登壇(予定)
◆第3回 : 理事会と総会の基本を体験する
・模擬「理事会」の開催
・模擬「総会」の開催
・自団体の理事運営との比較
【日時】
・第1回 : 8月1日(木)14:00-17:00
・第2回 : 8月27日(火)14:00-16:00
・第3回 : 9月17日(火)14:00-17:00
【講師】
第1回講師 : 稲田 遼太(インテアス法律事務所 弁護士)
第一東京弁護士会所属。NPOのための弁護士ネットワーク会員。弁護士としての主な取扱業務は、経営法務・ビジネス法務、非営利組織に関する法務など。公益財団法人あすのばの理事等も務め、主にこども子育て分野に関する非営利団体の支援等に従事する。
第2回解説 : 関口 宏聡(NPO法人セイエン 代表理事)
1984年生まれ、千葉県出身。2003年から環境NPOにて子ども自然体験活動などを行い、2009年、東京学芸大学卒業。2007年6月からシーズ・市民活動を支える制度をつくる会に勤務し、2009年の日本ファンドレイジング協会設立に尽力。2011年の「新寄付税制・NPO法改正」実現において、NPO側の現状や意見を取りまとめ、省庁・国会議員へのロビー活動を担った。この改正NPO法成立以降は、認定NPO法人制度の普及のため、日本全国を駆け巡り、これまでに300以上の講演をしてきているほか、NPO法人の認定NPO法人取得・維持の相談のコンサルティングを務める。2015年7月よりシーズの代表理事として、フードバンク活動やケアラー支援、災害救助法改正等のアドボカシー活動支援にも奮闘。2021年11月から現セイエンに事業承継し活動中。新宿区協働支援会議委員など。
ゲスト(ゼミ第2回) : 小沼 大地(NPO法人クロスフィールズ 代表理事)
青年海外協力隊としてシリアで活動した後、2008年マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。 2011年5月NPO法人クロスフィールズ創業。ビジネスパーソンが新興国で社会課題解決に取り組む「留職」など様々な事業を展開。 2011年に世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Shaper、2016年にハーバード・ビジネス・レビュー「未来をつくるU-40経営者20人」に選出される。 2016年から新公益連盟の理事を務め、2024年秋には共同代表に就任予定。 著書『働く意義の見つけ方―仕事を「志事」にする流儀』(ダイヤモンド社)がある。 一橋大学社会学部・同大学院社会学研究科修了。セクターの枠組みを超えた社会課題解決の加速をめざして2023年5月から、企業とNPOが役員レベルで人材交流する「ボード越境イニシアティブ」を開始。
ゲスト(ゼミ第2回) : 森 玲子(東京ボランティア・市民活動センター 専門員)
静岡生まれ。学生時代に仲間とグループを立ち上げ、児童養護施設でのボランティア活動を始める。ソーシャルワークや市民活動に関わる職を経て、2010年10月より現職。ボランティアグループ・NPO法人・当事者団体(セルフヘルプグループ)等市民活動団体の立ち上げ・運営等の幅広い相談に対応している。その他、NPO法人・社会福祉法人の役員、公益財団法人の助成金選考委員、神奈川県指定特定非営利活動法人審査会委員等を務める。社会福祉士。
第3回講師:樽本 哲(インテアス法律事務所 代表弁護士 / ミクスト株式会社 代表取締役 / NPOのための弁護士ネットワーク 創設者・理事)
2003年弁護士登録(第一東京弁護士会)。2024年6月大学院大学至善館MBAコース修了予定(経営修士)。弁護士としての主な取扱業務は、企業法務(各種契約、M&A、知財、競争)、非営利組織の法務、使用者側の労務対応、スタートアップ支援、経営者・資産家の財産管理・事業承継・相続など。複数の企業、非営利団体で役員を務める。ミクスト株式会社では、寄付や社会貢献事業に関するアドバイザリー・サービスを提供している。近著に『社会課題解決のための金融手法と実務』(金融財政事情研究会・2024年6月刊行予定・共著)がある。
【対象】
・NPO法人の理事経験が5年以内の方
・これからNPO法人の理事になる方
・NPO法人の理事に必要な基礎知識を学びたい方
・理事の役割に不安を抱えたり、手応えを感じていない方
【持ち帰れる成果】
・理事として活動するための法令に基づいた知識の獲得
・効果的な理事会運営をするNPOの先行事例を学ぶ
・基本を押さえた「理事会」「総会」の実務体験
・自団体で理事として貢献を期待されているポイントの検討
【定員】
6名(オンラインを除く)
【受講料】
■料金プランA(個人受講)
・受講料(3回セット料金) : 20,000円 / 1人(現地参加のみ)
・現地参加者のみ、紙のテキスト資料を配布します。
■ 料金プランB(団体受講)
・受講料(3回セット料金) : 30,000円 / 1団体(現地参加1名+オンライン参加3名 ※ )
※オンライン参加4名以降は、+5,000円 / 1人 となります。
▼団体受講について
・同一の団体から、現地参加1名+オンライン参加複数名で受講できます。
・各講義に、毎回1名現地参加者が必須です。
・現地参加者は、質疑応答、ワークショップ参加、提出した課題に講師からのフィードバックを受けることができます。オンライン参加者はできません。
■料金プランC(オンライン受講:聴講生)
・受講料(3回セット料金) : 10,000円 / 1人(オンライン参加のみ)
・聴講生は、質疑応答、ワークショップ参加、課題提出のフィードバックを受けることができません。