NPOの“見えない”基盤を支える ~B-SAPO × 松浦亮輔|会計・バックオフィス支援のリアル~
※こちらは2025年12月時点の記事です。登場人物の所属・役職は記事作成時点のものです。
社会課題に取り組むNPOや市民団体。その活動は、「現場での活動」「支援者との関係づくり」だけで成り立つものではありません。実は、その裏側にある“会計”や“事務局運営”という地道な基盤があってこそ、団体は安定して社会に貢献できるのです。
B-SAPO は、そんな“見えにくい大事な部分”を、NPOに寄り添いながらサポートするチームです。
ここでは、複数団体の会計・バックオフィス支援を担うスタッフの1人、松浦亮輔の経験を通じて、「この仕事がどんなものか」、そして「どんな人に向いているか」をご紹介します。
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1. B-SAPO の仕事とは?
B-SAPO は、NPO・市民活動団体のバックオフィス業務を幅広くサポートしています。
🔧 主な業務内容
- ・会計(証憑整理、仕訳、月次締め、決算)
- ・会員管理・寄付者管理
- ・データベース整備
- ・助成金事務処理
- ・事務局体制の整備・改善提案
- ・団体との定期的なオンラインミーティング
単なる「作業代行」ではなく、団体の状況に合わせて“伴走しながら業務改善”を進めることが特徴です。
💡 なぜ必要なのか
多くのNPOでは、以下のような課題があります。
- ・専任の事務スタッフは少数で、ほとんどが兼任
- ・記帳・整理が後回しになり、運営が不安定に
- ・会員・寄付者管理が複雑でミスが起こる
- ・業務量の変動で、事務局が疲弊してしまう
こうした課題を一緒に解決し、団体が本来の活動に専念できるよう支えるのがB-SAPOです。
2. スタッフ紹介:松浦亮輔のキャリアと想い
■ 異業種からNPOへ — 多様な経験が活きる場所
松浦は、もともと民間企業でシステム開発に従事していました。その後、NPOに転職し、複数団体の事務局スタッフとして活動。会計やバックオフィス業務を兼務してきました。
さらに会計を理論的に理解したいと思い、日商簿記3級を取得。加えて、ITツールの活用や、複数システム間のデータ連携など、システム開発の経験も活かしながら “NPOの支援” に取り組んでいます。
■ なぜこの仕事を選んだか
「NPOの現場では、会計や事務が後回しにされがち。だけど、正しい会計・事務体制がなければ、団体は長く続かない」——そんな想いから、団体を支える「B-SAPO」の仕事にやりがいを見出したといいます。
ーー“NPOの活動基盤”を支えることで、団体が安心して活動に集中できる。それが、社会にとって本当の価値になる。
3. B-SAPOで働く魅力とやりがい
松浦が感じる B-SAPO の仕事の魅力は、大きく3つあります。
✔️ ITスキルが“社会貢献に直結する”
「ツール導入や業務改善をすると、団体側の負担が一気に減り、現場の活動時間が増えるのが実感できます。」
会計・事務作業がスムーズになることで、社会課題の解決そのものに寄与できる実感があります。
✔️ 団体ごとにミッションが違い、刺激がある
福祉・教育・地域づくり・子ども支援・国際協力など、関わる団体の種類は多様。団体ごとの状況・体制・文化が異なり、毎回新しい発見があります。
✔️ “判断する仕事”が面白い —— 会計支援ならではの醍醐味
「IT × 会計 × 業務改善 × 判断力」という複合的なスキルを使いながら、団体の未来を支えるところにあります。
特に、課題に直面したときに“どうすれば団体にとって最善か”を考えて提案するプロセスは、B-SAPO の会計支援ならではの専門的で奥深い魅力と言えます。
例えば、業務スタッフが迷うようなケースに対して、団体への提案方法を一緒に検討するプロセスです。
「関連法令や会計基準などの客観的な情報と、団体の置かれている状況を丁寧に見極めながら、“公正さ・分かりやすさ・運用のしやすさ” のバランスを探るんです。」
このプロセスには、多様な支援事例の知識・会計の正確性・団体の状況への理解・実現可能な運用設計が必要で、まさに“専門性を活かす時間”と言えます。
さらに、この検討を通じて支援スタッフ側も学びが深まり、「次に同じようなケースが来たら、もっと良くできる」という自己成長にもつながるといいます。
「難しさもありますが、むしろ“面白さ”を感じるポイントですね。」
会計は単なる入力作業ではなく、“団体と一緒にベストな形をつくる知的な仕事”なのです。
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4. B-SAPOの働き方:松浦の場合
🕒 1週間のスケジュール

🏠 働き方
- ・リモート中心で、事務所出勤は週1~2日程度
- ・チャットやオンラインミーティングなどオンラインでのやり取りが基本。定期的に全社対面ミーティングもあり。
- ・比較的休暇も取りやすく、副業と両立しているスタッフもいます。
5. 最後に — あなたの“スキル”と“想い”を、社会のために活かしませんか
NPOの活動は、表に見える活動だけではありません。その裏側で支える会計・事務の仕組みがあって初めて、団体は継続し、社会に貢献し続けることができます。
あなたがこれまで培ってきたスキル、そして社会をよりよくしたいという想いを、B-SAPO という場所で活かしてみませんか?
“裏方”だからこそ、大きな意味がある仕事。もし少しでも興味があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしています。
◆B-SAPOでは、スタッフを募集しています。
■募集概要 (締切:2026年2月1日)
(1)B-SAPO チームリーダー職 :https://npo-sc.org/main/news/news-2943/
(2)寄付管理・CRM(Salesforce)担当:https://npo-sc.org/main/news/news-2956/
■ オフィス見学会・座談会の開催
B-SAPO事業のスタッフが事業内容や具体的な仕事内容、働き方など、採用に関する疑問・質問にざっくばらんに答えます。第1回・第3回ではオフィス見学会も同時に行います。応募に悩んでいる方、関心ある方など、お気軽にご参加ください。
▼お申込みはこちら
https://forms.gle/oPRNfcNmuxx2KrZY7
【日時】
第1回 : 2025年12月18日(木)19:00-20:00 @NPOサポートセンター オフィス
第2回 : 2026年1月14日(水)19:00-20:00 @オンライン(zoom)
第3回 : 2026年1月24日(土)11:00-12:00 @NPOサポートセンター オフィス
第4回 : 2026年1月27日(火)19:00-20:00 @オンライン(zoom)
【場所】
第1回・第3回:NPOサポートセンターオフィス
東京都港区芝4-7-1 西山ビル4階
(都営三田駅A7出口より徒歩7分、JR田町駅西口より徒歩10分)
下記「オンライン採用説明会」動画を視聴してのご参加を推奨しています。
<動画配信>NPOサポートセンター採用オンライン説明会
視聴URL : https://www.youtube.com/watch?v=ZfMVLu-HHp8