NPO向けですぐに使えるITツールがあったらいいなと思ったことはありませんか?
業務改善したいと思っても、企業向けのツールを使い倒せない。用語が専門的でチームの理解を得られず導入を断念。そんな経験が沢山あると思います。
今回ご紹介するのは、NPOに特化したデータベースツールの「NPOP(えぬぽっぷ)」です。
このツールは、小規模なNPOでもすぐ使うことができるよう、ファンドレイジング活動に役立つ項目がすでに出来上がっています。団体で管理している支援者・寄付者の情報、自主イベント開催情報の一元管理を、どんな団体でも実現できるようになっています。
導入、操作が簡単なNPO特化型データベースの特徴
入力データの分析結果が自動的にビジュアル化される「NPOP(えぬぽっぷ)」
NPO特化型データベース NPOP を始めたのは、非営利活動法人専門のシステムコンサルティング企業 COBALT の副社長 中川さんです。
中川「今までNPOは、ビジネスやITリテラシーが必要な企業向けのデータベースを頑張って活用するしかなく、導入にハードルが高かったのではと思います」
ファンドレイジング活動において、団体がもっているデータをうまく活用するために、便利なITツールの導入は欠かせなくなりました。
中川「そこで NPOP は、データベースを簡単に使えることにこだわりました」
NPOP の特徴は、マニュアル無しでも使える操作感です。クラウド製品のサイボウズkintone がベースのツールで、入力項目を変えたくなったときは、プログラミングの知識が無くても変更できるようになっています。
さらに、ファンドレイジング活動に役立つ情報も簡単に集まります。
中川「支援者とのコミュニケーション記録(電話、郵送物発送など)を入力してもらえれば、支援者分析の結果を図やビジュアルで、自動的表示できます。ドナーピラミッドなどが自動的に出来上がるイメージです」
他にも、支援者の年代別の人数、職業、金額推移を比較できます。「最終寄付日(Recency)」「寄付頻度(Frequency)」「累計寄付金額(Monetary)」でファンドレイジング戦略を検討できる RFM分析も可能です。
NPOの現場と二人三脚で生まれたデータベースツール
「NPOP(えぬぽっぷ)」の開発チーム。右が中川さん。
中川さんがNPO特化型データベースを始めたきっかけは、国連UNHCR協会をはじめとするNPO団体に、データベースの導入・運用を6年以上サポートし、現場の困りごとをそばで見てきたからでした。
中川「NPOはリソースが限られている組織がほとんどでした。だからこそITをうまく使って、小さな投資で最大限成果を出してもらいたい。ITの便利さを知らない団体はもったいないという問題意識がどんどん強くなりました」
エンジニアでもある中川さんは、得意分野のデータベースの構築、効率的な運用ノウハウでNPOサポートしたいと、 NPOPの開発をはじめました。
中川「常々大切に思っているのは、現場で仕事をする人もカスタマイズできる柔軟性を持ったサービスです。時代変化に対応、団体のあたらしい施策に対応できるデータベースツールを目指しています」
ファンドレイジング活動のスピードアップに貢献する
マニュアルが無くても操作しやすい管理画面
データベースをできるだけ簡単に使ってほしい。
データベースが普及することで、NPO運営が効率的に改善され、本来の業務であるNPOのサービス受益者が良くなる。間接的ですが、システムを通じて沢山のNPOに貢献したいと中川さんは語ります。
中川「ファンドレイジング活動の敷居がもっと下がるといいと思います」
中川「どういった支援者にどうアプローチしようか考えるためにデータを整理する時間にこれまでは取られてきたと思います。NPOPを活用することで、入力済みのデータが自動的に分析されるので、アプローチのヒントが見えやすくなります。意思決定もスムーズになり、ファンドレイジングにまた一歩踏み出していただけたら」
1アカウントあたり、月額1000円から導入でき、データベースがまだない団体であれば、最短1週間で導入できるようです。
中川「限られた予算の中で常に高いパフォーマンスで活動する非営利団体をCOBALTは全力でサポート致します」
本記事は「COBALT株式会社」のご提供により企画されました。